今回は、こんな疑問に答えます。
他の記事でも書きましたが、「日本のファントークン = FiNANCiE(フィナンシェ)が発行するトークン」と言って過言ではありません。
ファントークンのイメージ。

この記事の内容
- ファントークンの仕組み
- 日本のファントークン一覧
- 仮想通貨のファントークン「FCRコイン」について
- ファントークンが日本に広まる理由
日本のファントークンについて、ファントークンの購入者である筆者が詳しく解説します。
この記事を書いている私はこんな人です。
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日本のファントークンの仕組み

上の図で示したように、ファントークンは、①ファンクラブと②クラウドファンディングと③投資を掛け合わせたイメージです。
ファントークンの保有者は、ファントークンを購入・保有することでさまざまな特典が得られます。
ファントークンを保有することで得られる特典や権利の例
- チームの方針決定に関する投票権
- 限定グッズや記念品の獲得権
- VIPシートの利用権
- 選手との交流
また、ファントークンは売買が可能なことも特徴です。
購入した「ファントークンが不要になった・値上がりした」などの理由で、売ることもできます。
ファントークンの仕組み(ヴェルスパ大分の例)
引用:ヴェルスパ大分公式サイト
ヴェルスパ大分では、トークン保有者に保有数によって、「選手との交流・サイン入りグッズのプレゼント・クラブグッズの企画開発の権利・ポスター起用選手の選定」などの特典が与えられます。
これまでの「ファンクラブ」とファントークンが大きく違う点は、「ファンがクラブに対して意思表示できる」点。
ヴェルスパ大分であれば、クラブグッズの企画開発の権利・ポスター起用選手の選定の権利が与えられる点になります。
日本で発行されているファントークンのほとんどは「仮想通貨ではありません」。FiNANCiE(フィナンシェ)という企業を通して流通している独自のトークンです。FC琉球が発行する「FCRコイン」は、仮想通貨の取引所で売買できる仮想通貨です。
日本のファントークンは、「FiNANCiE(フィナンシェ)」が中心
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2022年6月現在、日本のスポーツ界で取り扱われているファントークンのほとんどは、「FiNANCiE(フィナンシェ)」が発行しているものです。
日本のJリーグ・Bリーグ・プロ野球独立リーグ・クリエイター・アイドル・・・etc
さまざまな分野の組織・著名人が、FiNANCiE(フィナンシェ)でファントークンを発行しています。
FiNANCiE(フィナンシェ)のファントークンで行えること
でできること2.png)
「鎌倉インターナショナルFC」のように、FiNANCiE(フィナンシェ)のファントークンと独自で作成したNFTを組み合わせて活動しているクラブもあります。

ファントークンに興味がある方は、FiNANCiE(フィナンシェ)のアプリをダウンロードしましょう。
ファントークンの購入にはお金がかかりますが、アプリのダウンロードや使用にはお金はかかりません。
FiNANCiE(フィナンシェ)トークンの買い方
「ファントークンを購入してみたい」という方もいるでしょう。FiNANCiE(フィナンシェ)トークンは、数百円からでも購入できます。
FiNANCiE(フィナンシェ)トークンの買い方は以下の通りです。

FiNANCiE(フィナンシェ)トークンに触れると、ファントークンがどんなものか体験できます。
FiNANCiE(フィナンシェ)トークンの詳しい買い方は以下の記事をご覧ください。

日本のファントークン一覧

上でも少し触れましたが、ファントークンはスポーツ分野に限ったものではありません。
何かしらの活動を積極的に行っている人とその活動を支援したい人がいれば、どの業界でも個人でも組織でも日本の法律の範囲内でファントークンは成立します。
FiNANCiE(フィナンシェ)では、実に幅広い分野の組織と個人がファントークンを発行しています。
日本スポーツのファントークンの一覧です。
サッカー・フットサル関連
・湘南ベルマーレ | ・アビスパ福岡 | ・ザスパクサツ群馬 | ・カマタマーレ讃岐 |
・Y.S.C.C. | ・FC刈谷 | ・南葛SC | ・はやぶさイレブン |
・名古屋オーシャンズ | ・アンコールタイガーFC | ・渡井 理己 |
野球関連
・ルートインBCリーグ | ・福岡北九州フェニックス | ・埼玉武蔵ヒートベアーズ | ・九州アジアプロ野球機構 |
バスケットボール関連
・横浜ビー・コルセアーズ | ・レバンガ北海道 | ・信州ブレイブウォリアーズ | ・HIU ZEROCKETS.EXE |
その他スポーツ
・アサヒビールシルバースター | ・BIG BLUES | ・日本ボッチャ協会 | ・三浦 優希 |
起業家・クリエイター
・箕輪厚介 | ・上野広伸 | ・山田 勇魚 | ・高木モトヒロ |
上記は、FiNANCiE(フィナンシェ)でファントークンを発行しいる組織や個人の一部を抜粋したものですが、幅広い分野でトークンが発行されているとわかります。
この人を応援したい・このチームや人物は成功しそうということがあれば、ぜひ購入してファントークンを体感してください。
サガン鳥栖のファントークン

2022年9月1日にJリーグ・サガン鳥栖のファントークンが発売されます。
ファントークンを発行するのは、オフィシャルスポンサーでもある「ジャスミー株式会社」。暗号資産(仮想通貨)のジャスミーコイン(JasmyCoin/JMY)を発行していることでも知られる企業です。
サガン鳥栖ファントークンの特徴
- イベント参加などのステータスによって進化するアバター式のNFTがある。
- 各種投票権、イベント参加の権利・特典がある。
- ジャスミーコイン(JasmyCoin/JMY)を発行する「ジャスミー株式会社」のブロックチェーン技術を活用。
サガン鳥栖ファントークンの最大の特徴は、「アバター式のNFT」があること。
サガン鳥栖ファントークンに関連する各種イベントやアクティビティへ参加するごとに、アバター式のNFTが進化する仕組みです。
このような仕組みは、これまでのファントークンにはない事例で、非常に面白い仕掛け。
サガン鳥栖ファントークンについては、下記の記事で詳しく説明していますので、そちらをご確認ください。

日本のファントークンで仮想通貨は「FCRコイン」のみ
引用:GMOコイン
前項で紹介したFiNANCiE(フィナンシェ)のファントークンは、売買はできますが、FiNANCiE(フィナンシェ)という企業が発行しているトークンであり、仮想通貨ではありません。
日本スポーツクラブ発行の「ファントークンの機能を持った仮想通貨」は、「FCRコイン」のみです(2022年6月現在)。
「FCRコイン」は、JリーグのFC琉球が発行する仮想通貨で、【GMOコイン】で購入できます。
「FCRコイン」は、ビットコインやイーサリアムなど他の仮想通貨と同様に、仮想通貨の取引所で売買されており、日々価格が変動します。
FC琉球のファントークンとしての機能を持っており、2022年05月20日に開設された「FC RYUKYU SOCIO」というファン・サポーター向けのプラットフォームでファントークンとしてのサービスを受けることができます。

「FCRコイン」保有者が「FC RYUKYU SOCIO」で行えること。
「FCRコイン」保有者が「FC RYUKYU SOCIO」で受けられるサービスは以下の通りです。
- チームの意思決定に関わる「投票」やイベントへの参加
- コインを送って好きな選手やチームを支援
- FC RYUKYU SOCIO内でのみ購入できる画像や動画などのデジタルコンテンツの配信。
FC琉球ファンやサッカーファンであれば、仮想通貨の価値に関係なく、ファントークンとして、「FCRコイン」を保有すればいいでしょう。
仮想通貨として値上がりする保証はありませんが、560円で1,000FCRも購入できるならば、値下がりも怖くありません。
値上がりしようが値下がりしようが、ファントークンとして、「FC RYUKYU SOCIO」のサービスは受けれます。
逆に1FCRが100円にでもなれば、大きな利益がでます。
筆者は、3,000 FCR保有しています。1FCRが100円になれば、約1,700円が30万円になる計算です。
買って損はない・今なら格安の「FCRコイン」の買い方

上に書いたように、1FCR≒0.56円(2022年6月21日現在)と格安の「FCRコイン」は、以下の3つのステップで購入できます。

①【GMOコイン】 で無料口座開設、②入金(1,000円で十分です)、③最後にFCRコインを購入する。
GMOコインは、口座開設の手続きが他に比べかんたんで、手数料が安い、東証一部上場の大手取引所です。
初めて仮想通貨の口座開設をするという方には、初心者向きのちょうどよい取引所かもしれません。
まずは、取引所の口座開設から始めましょう。
GMOインターネットグループ(東証一部上場)の【GMOコイン】
FCRコインの購入方法を詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

ファントークンが日本に広まる3つの理由

ファントークンは今後日本に広まっていくでしょう。
広まると筆者が考える理由は以下の3つです。
- 欧州や南米でサッカーのビッククラブを中心に急速に広まっている。
- 資金調達が課題の日本のスポーツクラブ・組織にとってビジネスチャンス。
- 仮想通貨やNFTの普及
欧州や南米でサッカーのビッククラブを中心に急速に「ファントークン」が広まっている

バルセロナ、ユベントス、パリサンジェルマン、ACミラン、ASローマ、アトレティコマドリード、マンチェスターシティ、リバープレート、パルメイラス・・・・
誰もが知るサッカーのビッククラブ。
上にあげたビッククラブは、全て「Socios.com」でファントークンを発行しています。
日本のファントークンの中心がFiNANCiE(フィナンシェ)ならば、世界のファントークンの中心はSocios.comです。
世界の名だたるスポーツクラブが、Socios.comで、ファントークンを発行。

ファントークンの内容は、日本と同様で、トークンを保有することにより、さまざまな特典や投票権が得られる仕組みです。
Socios.comのファントークンは、仮想通貨チリーズ(Chiliz/CHZ)を基軸通貨としています。ファントークンを購入するには、仮想通貨チリーズ(Chiliz/CHZ)をSocios.comのサイト内で「クレジットカード決済」で購入した後に、各クラブのファントークンを購入します。
Socios.comのファントークンは、NBAやNFL・NHLなどのアメリカ4大スポーツ・F1など、世界中に広まっています。
この流れが止まる様子はありません。
海外の流行が時間をおいて日本の流行になることがよくあります。ファントークンも同じことです。
日本は法律面でトークンの発行に留意する点がありますが、FiNANCiE(フィナンシェ)トークンの広がりを見ても、さらに普及していくことは間違いないでしょう。
資金調達が課題の日本のスポーツクラブにとってビジネスチャンス

海外のスポーツクラブも、日本のスポーツクラブも最も頭を悩ますのが「資金の確保」。
円安や経済の低迷が進む日本では、企業からの援助もそうかんたんに受けることはできないでしょう。
そのような状況の中で、不特定多数から資金を調達できるファントークンは、日本のスポーツクラブにとって大きなビジネスチャンス。
FiNANCiE(フィナンシェ)でファントークンを発行している日本のクラブを見ると、大手企業からの援助を受けていないクラブが目立ちます。
創設したばかりのクラブでも、コンセプトやアイディアに溢れたクラブ、マーケティング能力が高いクラブは、ファントークンで大きな金額を調達できる可能性もあるでしょう。
近年はクラウドファンディングで資金調達を行うベンチャー企業が目立ちますが、スポーツ界では「ファントークンで資金調達」の流れが主流になる可能性があります。
仮想通貨やNFTの普及

ファントークンの普及を後押しするのが、「仮想通貨とNFT」の普及です。
今の日本で「トークン」という言葉を使うと、まだまだ意味が伝わらないことが多いのが現状です。
しかし、5年後はどうでしょうか?
仮想通貨で買物が普通にできているかもしれません。日本でもエルサドバドルのように自動販売機がビットコインに対応しているかもしれません。
楽天やLINEなどがサービスを開始したNFTもさらに普及しているでしょう。
「トークン」というものが世の中に身近な存在となり、スポークラブが発行する「ファントークン」にも理解や認知がすすんでいるのではないでしょうか。
ファントークンを発行していないスポーツクラブが時代遅れ、そんな世の中になっても不思議ではありません。
日本のファントークンのまとめ

この記事のまとめです。
- 日本のファントークンは。FiNANCiE(フィナンシェ)が発行するトークンと、それ以外のトークンに分けられる。
- ファントークンは、①ファンクラブと②クラウドファンディングと③投資を掛け合わせたイメージである。
- ファントークンの保有者は、ファントークンを購入・保有することで、投票権や選手との交流などの特典が得られる。
- ファントークンは基本的に売買が可能である。
- 日本のスポーツ界で取り扱われているファントークンのほとんどは、「FiNANCiE(フィナンシェ)」が発行しているものである。
- FiNANCiE(フィナンシェ)では、幅広い分野の組織と個人がファントークンを発行している。
- 日本スポーツクラブ発行の「ファントークンの機能を持った仮想通貨」は、「FCRコイン」のみである。(2022年6月現在)
今後普及がすすんでいく「ファントークン」。
興味がある方は、今日から触れてみてください。
実際に触れるとファントークンの魅力がわかりますよ。
【GMOコイン】 で格安のFCRコインを購入