今回は、こんな疑問に答えます。
FCRコインの全体像

FCRコインは、保有者によって、さまざまな目的で保有・使用することができます。
この記事の内容
- FCRコインの概要と今後
- FCRコインの買い方
- ファン・サポーターにとってのFCRコインの用途
- 投資対象としてのFCRコインの将来性と注意点
この記事を書いている私はこんな人です。
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FC琉球の仮想通貨・FCRコインとは何か

FCRコインは、J2リーグに所属(2022年現在)のFC琉球が発行する暗号資産(仮想通貨)です。
購入は、暗号資産(仮想通貨)の取引所(GMOコイン )で行います。また、購入したFCRコインを取引所で売却することも可能です。
FCRコインは、他の暗号資産(仮想通貨)と同様に価格が日々変動。購入時よりも値上がりし利益がでる可能性も、値下がりする可能性もあります。
また、FC琉球の「ファントークン」としての機能を持ち、クラブの意思決定に関わる投票権や特別なイベントの参加券にもなります。

FCRコインの概要を図にしたものがこちら。

FC琉球は、FCRコインによって、クラブの運営資金を得ます。
ファン・サポーターは、FCRコインを購入するこによって、クラブの意思決定に関わる権利や、イベント参加などの特典を得ます。
また、大口のFCRコインの保有者(企業など)には、「トークンパートナー」として試合時の紹介、公式サイトでのロゴ掲載、インタビューボードへのロゴ掲載などが行われる予定です。
FCRコインの未来・沖縄の地域通貨として

FCRコインは、サッカークラブが発行するトークンとしてだけでなく、今後さらなる発展が期待されています。
FCRコインに今後期待されていること
- 企業・加盟店が、FCRコインを決済手段に使用。
- 沖縄の地域通貨としての機能。
- ブロックチェーン技術(イーサリアム)を活用した地域の活性化。
FCRコインがFC琉球だけでなく、地域の活性化につながり、地域経済の核になる可能性があります。
暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンという、今後私たちの生活に密接になっていく成長産業へ進出したFCRコインは、未来に大きな可能性を持っていると言えるでしょう。
FCRコインの買い方

FCRコインは、GMOコインで購入できます。
GMOコインのみでしか販売されていないため(2022年6月現在)、GMOコインの口座を持っていない方は、まずは口座開設をしましょう。
GMOコインの口座開設は無料です。大手の取引所で、口座開設手続きが他社に比べかんたんで手数料が安い人気の取引所。筆者も口座を持っています。

FCRコインの購入の流れは以下の通りです。

口座開設は無料。FCRコインの価格も1円以下(2022.6.4現在)ですので、入金も1,000円程度でも十分です。
ファンサポーターとFCRコイン・「FC RYUKYU SOCIO」とは。
ここからは、「ファン・サポーター目線でのFCRコインの機能」を紹介します。
2022年05月20日に、FCRコインを活用した「FC RYUKYU SOCIO」というファン・サポーター向けのプラットフォームが開設されました。
「FC RYUKYU SOCIO」でファン・サポーターができる主なことは、以下の通りです。
- チームの意思決定に関わる「投票」やイベントへの参加
- コインを送って好きな選手やチームを支援
- FC RYUKYU SOCIO内でのみ購入できる画像や動画などのデジタルコンテンツの配信。
FC琉球のファン・サポーターは、GMOコインでFCRコインを購入して、「FC RYUKYU SOCIO」で活動したり特典を得ることになります。
チームの意思決定に関わる「投票」やイベントへの参加

サッカークラブ運営、グッズ選定、メディア露出など、FCRコインの保有者は、FC琉球のさまざまな事項に対して「意思表示」することができます。
これからのサッカークラブ運営は、ファントークンの保有者を中心とした「集団による意思決定」が主流となります。
これは、クラブ運営の一部が「DAO化」していくとも言えるかもしれません。
DAOとは・・・
分散型自律組織のこと。
これまでの組織は中央の組織(本社など)が管理する仕組みでした。一方DAOは、管理者やリーダーのいない、組織の参加者同士で管理監督しあう仕組みです。組織の意思は、参加者同士で決定します。
「FC RYUKYU SOCIO」では、すでにファン・サポーターによる投票の企画が開始されています。
現時点(2022.6.4)では、無料の会員登録さえすれば、FCRコインの保有の有無を問わず投票できますが、今後はコイン保有者のみの投票が増えると予想されます。
FCRコインが買える【GMOコイン】の詳細
コインを送って好きな選手やチームを支援

FC RYUKYU SOCIOでは、サポーターから選手にFCRコインを送ることが可能です。
これまでとは違ったかたちで、選手やチームを支援することができます。
クラブを愛する人には嬉しい機能です。
このいわゆる「投げ銭」の機能は、2022年の6月27日から利用できるようになります。
ファンサポーターにとって気になるのは、「投げ銭」による「選手のリアクション」などはあるのか?
「投げ銭」ですので、「見返りは求めない」ことが基本となる思いますが、何かしらのリアクションがあれば嬉しいですよね。
NFTを活用したサービス

FC RYUKYU SOCIOでは、将来的に画像や動画などのデジタルコンテンツの配信や、スタジアムでの特別なイベントやオンラインイベントへの参加チケットなどをNFTで発行し購入できる仕組みをつくることが検討されています。
2022年に「DAZN MOMENTS」や「楽天NFT」などでJリーグの公式NFTが相次いでリリース。
FC RYUKYU SOCIOでは、FC琉球に特化したNFTやデジタルコンテンツが購入可能になりそうです。
また、最近広まりつつあるチケットのNFT化も検討されています。
特別なイベントのNFTチケットは、イベント終了後もチケット自体にNFTとしての価値がでるということもあるでしょう。
投資対象としてのFCRコイン

投資対象・暗号資産(仮想通貨)としてのFCRコインの価値を考えます。
上で記載したように、FCRコインは【GMOコイン】 で購入可能です。

口座開設は無料、入金も数百円程度で十分です。暗号資産(仮想通貨)=高額が必要という訳ではありません。
【GMOコイン】無料登録の詳細


FCRコインの価格はいくらくらい?

FCRコインの価格は、2022年6月4日の時点では、「1FCR=約0.6円」。
下は、FCRコインの取引画面です。

取引開始になったばかりで、価格としては「とりあえず買ってみる」ということがしやすい安値。
ちなみに筆者は、3,000 FCR保有してますが、わずか1,800円程しかかかりませんでした。
FC琉球のファンやサポーターが、クラブ運営の投票権や特典を得るために、買いやすいコインです。
FCRコインは仮想通貨としてはこれから。まずは少額の購入がおすすめ

FCRコインは、ファントークンや沖縄の地域通貨としての機能など、将来性のある暗号資産(仮想通貨)です。
しかし、一方で価格はまだまだ不安定。上場開始後のトラブルでコインの価格が大幅下落ということもありました。
将来性があるからといって、値上がりを期待して多額の投資をするのはリスクが高いです。
まずは少額から投資し、価格の変動・FC琉球のクラブとしての動向を見守ることが無難です。

FCRコインのまとめ

この記事のまとめです。
- FCRコイン(FCR)は、FC琉球が発行する暗号資産(仮想通貨)のことで、ファンやサポーターがクラブを応援するために保有でき、投資対象にもなる。
- 購入は、暗号資産(仮想通貨)の取引所で行う。また、購入したコインを取引所で売却することも可能。
- FC琉球の「ファントークン」としての機能を持ち、クラブの意思決定に関わる投票権や特別なイベントの参加券になる。
- 将来的に沖縄の地域通貨としての機能を持つことも期待されている。
- 「FC RYUKYU SOCIO」では、チームの意思決定に関わる「投票」やイベントへの参加ができる。
- これからのサッカークラブ運営は、ファントークンの保有者を中心とした「集団による意思決定」が主流となる。
- 投資対象としては、上場したばかりで不安定な面があるため、まずは少額からの投資が無難である。
FCRコインは、サッカーファンとクラブの新しい関係。
ファン・サポーターにとっては、これまで以上に応援するクラブと「濃くかかわる」ことができます。
応援するクラブが成長すれば、自分の資産も増えるかもしれません。
FC琉球ファンの方もそうでない方も、「ファントークン」というものが何か、「暗号資産(仮想通貨)」というものが何かを体験する良い機会でしょう。
1,000円もあれば、新しい未来の体験ができます。